富山県で住宅展示場を探すとき、どんな展示場があるの?どこにいってみたらいいの?と思う方に参考になる記事です。
総合住宅展示場の特徴やデメリット、そして街角のモデルハウス見学のメリットとデメリットも紹介。
あなたに合ったモデルハウスはどっち?
富山県で新築を建てようと思ったとき、住宅展示場はどこに行ったら見学できるの?
総合住宅展示場、まちかどにある住宅展示場、どっちがいいの?
こんな疑問をお持ちの、新築を検討し始めた富山県内の方に参考になる内容になっています。
それぞれの住宅展示場、まちかどモデルハウスのメリットとデメリットをしっかり解説していきます。
それでは、まず本記事の要点を見ていきましょう。
・総合住宅展示場は富山県内で3箇所あり、大手ハウスメーカーを中心とした有名な会社のモデルハウスを一気に見学できる一方、一般的なサイズではない点が注意。
・まちかどモデルハウスは、リアルなサイズで実感が湧きやすい住宅展示場である一方、基本的に予約が必要な点で、ハードルが高いように感じる方も多い。
・最近は、昔のように電話・訪問を繰り返す住宅会社も減ってきており、営業連絡不要を伝える、もしくはお知らせはメールのみ、LINEのみ、と伝えれば問題はない。
・まずは、気になった会社は見学予約をしてみるとよい。写真だけでは分からないことも多く、実際に体感してみると、良いところも悪いところも発見できる。
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富山の住宅展示場は大きく分けて2つの形態
富山県で住宅展示場を見学したい、という場合には、「総合住宅展示場」と「まちかどモデルハウス」の2種類に分類されます。
「総合住宅展示場」は、“ ジュートピア “ の名称で有名な展示場が県内に3か所あります。
一方「まちかどモデルハウス」とは、各住宅会社が個別に展示場を建築しているタイプを指します。
そもそも住宅展示場って予約は必要?何を見ればいいの?という方にはこちらの記事がオススメ!
それでは、各々の特徴を詳しくみていきましょう。
総合住宅展示場(ジュートピア富山)
富山での総合住宅展示場と言えば、富山テレビ(BBT)が運営している「ジュートピア富山」。
大手ハウスメーカーや富山県内での比較的規模の大きい会社が、1ヵ所で見学できるため土日には家族連れが多く訪れています。
ジュートピアは、富山市・高岡市・魚津市の3か所にあり、展示規模やご自宅からの場所で訪問先を決めるとよいでしょう。
・富山展示場(定休日:水曜日)
《住所》富山市西荒屋275(富山 IC 近く)
3か所の中でもっとも規模が大きい総合住宅展示場で、大手ハウスメーカーを中心に21社28棟(22年12月時点)の住宅展示場が見学できます。
大手と呼ばれる会社では、住友林業・ミサワホーム・三井ホーム・セキスイハイム・パナソニックホームズ・積水ハウス・大和ハウス(敬称略・順不同)が出展しています。
北陸で比較的規模の大きい住宅会社である、オダケホーム・石友ホーム・タカノホームなどの企業も出展しており、大手ハウスメーカー以外の会社の見学も幅広く可能となっています。
・高岡展示場(定休日:水曜日)
《住所》高岡市京田627(新高岡駅 近く)
高岡展示場は、9社13棟の住宅展示場が見学できます。
石友ホームが高岡展示場に4棟の出展をしており、その他の会社は各1棟のモデルハウスになっています。(タカノホーム・タカノ一条ホームを別カウント)
・新川展示場(定休日:水曜日)
《住所》魚津市住吉567-1(新川文化ホール 近く)
2022年10月に新しくできた魚津市の住宅展示場です。
新川展示場では、8社8棟のモデルハウスが見学できます。(タカノホーム・タカノ一条ホームを別カウント)
総合住宅展示場のメリット
ジュートピア富山のような総合住宅展示場は、これから家づくりをスタートする方にとって、予約もなく気軽に足を運べることがメリットです。
休日にはイベントも開催されていることから、お子さんも遊ばせながら多くの家の雰囲気だけでも見ることができるため、家族みんなで楽しむことができます。
また展示会場によっては、同じ会社でも違うタイプの建物を見学することができるため、「いろんな家を片っ端から見学してみたい」という方にはピッタリと言えます。
そして、既に大手ハウスメーカーでの建築を視野に入れている方は、総合住宅展示場をしっかり見学することで、より一層ハウスメーカー同士の比較がしやすい点もメリットと言えます。
総合住宅展示場のデメリット
一方、総合住宅展示場ならではのデメリットもあります。
それは「リアルサイズの体感ができないこと」と「会社規模が小さい住宅会社に出会えないこと」です。
総合住宅展示場では、他メーカーと並んでいることから、あまりにも実際のサイズに近い家を建ててしまうと外観で見劣りしてしまうため、どうしても豪華に設計せざるを得ない事情があります。
30坪~40坪台の展示場を見たい、という方には次章で解説する、まちかどモデルハウスの方がおすすめでしょう。
また、総合住宅展示場には出展するだけでも多額の広告費用が掛かります。
そして住宅展示場は基本的に売却をする前提で建築されていないため、会社で負担するコストとしては決して小さい額ではありません。
そのため、ある程度規模の大きい会社で、広告費用がしっかり捻出できる会社のみ出展する形になります。
(住宅会社が年間で支出する広告費の ” 割合 ”は同程度のため、「余計にコストが上乗せされている」ということはありません)
「住宅」は会社の規模の大小で、家の “ 良し悪し ” が決まるわけではないため、自分に合った富山の会社も考えたい、という志向の方には若干不向きと言えるでしょう。
家づくりの知識を身に着けてから、展示場に行ってみたい!という方には、こちらの記事で紹介している「家づくりのプロ」に無料で相談するのがオススメです!
まちかどモデルハウス(単独・まちかど)
つづいて、1ヵ所に多くの会社が集結する総合住宅展示場とは異なり、各住宅会社が住宅展示場を建築しているパターンです。
最近は、こういった形態が増えてきており、一定期間展示を行って売却をするケース、もしくは一定期間お客様の家を借りてモデルハウスにするケースがあります。
それぞれの特徴をみていきましょう。
まちかどモデルハウスのメリット
売却を前提としたモデルハウスも、お客様の実邸を借りているモデルハウスも、基本的には展示後に一般的な家族が住む前提になっている家です。
そのため、使い勝手や間取り・仕様に至るまで、その住宅会社の「リアルさ」を見学できる点が最大のメリットです。
総合住宅展示場では、建築費用が “億”になることも珍しくなく、豪華仕様の住宅を見学する「意味」を冷静に考えていくと、まちかどのモデルハウスでは参考になることが、より多く発見できるのではないでしょうか。
また売却を前提とした、いわゆる「建売」に近いモデルハウスの場合、割安でその住宅会社オススメのコーディネートと設備を手に入れることができる可能性があります。
住宅会社側からすれば、売却を前提としている手前、「売れ残ってはマズイ」でも、「安っぽい仕様にすると売れない」ということから、おすすめのコーディネートを割安で販売することもよくあります。
ご自身が希望しているエリアで、このようなモデルハウスが出てきたら、見学してみるとよいでしょう。
まちかどモデルハウスのデメリット
デメリットは「一気にいろんな会社を見学することが難しいこと」、「予約が必要な場合が多いこと」です。
総合住宅展示場では、すぐ隣に違うハウスメーカーの住宅展示場があるため、1日で何社も見学することが容易ですが、まちかどモデルハウスでは難しいでしょう。
2つ目ですが、そのモデルハウスに営業マンが常駐していないケースが多く、事前にインターネットなどで予約を行って訪問することが基本となります。
そのため、“ちょっと見たいだけなのに・・・”という状態では予約まで踏み切るのに勇気がいるかも知れません。
しかし、昔と違って営業マンが連日訪問や電話をしてくるような会社はかなり減っており、営業されたくない旨を伝えれば、そういった心配も不要です。
また、ちょっとしたことですが、モデルハウスのトイレは使えないことが多く、見学中にトイレに行きたくなった場合は、仮設トイレや近所のコンビニで用を足すことになることも知っておくとよいでしょう。
まとめ
住宅展示場でも、ジュートピアだけでなく、富山の地元密着の住宅会社も多くあります。
総合住宅展示場でもまちかどモデルハウスでも、気になった会社はまず見学をしてみましょう。
その際、昨今は感染症予防の観点から、予約での受付にしている会社もあり、一度ホームページやインスタなどから問い合わせをしてみるとよいでしょう。
モデルハウス見学は、インスタやホームページの写真だけでは分からない、実際に体感してわかることが多くあります。
見学してみると、良いところも悪いところも発見できるので、どんどん見学に足を運んでみることをおすすめします。
その際には、こちらの記事も合わせてご覧ください。