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【北陸】電気代が高くなってきた!仕組みから知る対策方法とは

電気代が高い、と感じている方はまず電気代の成り立ちから知っておきましょう。
ガス併用やオール電化など、電気代の成り立ちを知ることで、節約のポイントが見えてきます。

また消費電力の高い家電機器はなにか?リフォームも兼ねて節約するコツを紹介します!

 

最近、光熱費が上がってきた…と悩んでいる方も少なくないですよね。

今回は、電気代の成り立ちから読み解く、電気代高騰への対策方法をお伝えしていきます。
電気代の明細って難しくて何が書いてあるかわからない、電気代をなんとか抑えたい、という方は必見の内容になっています。

それでは、まず本記事の要点をみていきましょう。

要点

・ガス併用の場合で多い「従量電灯」は、使えば使うほど高い単価になっていく

・オール電化も、日中に在宅時間が多いご家庭は要注意!

・電気代が高い機器は「熱を作り出す機器」であり、エアコンや給湯器を最新のモノに買い替えることで、光熱費をグッと抑えることが可能

・冷暖房はもっともエネルギーを消費する項目であり、内窓を設置することで、冷暖房費の抑制と部屋の温熱環境の改善につながる

・「消費電力が高い」+「使用時間の長い」、家電機器の使用を見直すと効果的

電気代の昨今の傾向は急上昇

《出典:北陸電力

 

北陸電力は、全国でも電気代が安い電力会社ではありますが、そんな北陸電力でも昨今のエネルギー価格上昇から、発電コストが急上昇しており、電気代に転嫁しないといけない状態になっています。

その主な原因は「燃料調整費」と呼ばれる単価に上乗せされるもので、わかりやすく言い換えると「燃油サーチャージ」です。

 

 

飛行機の燃料が高いときは、航空券に追加される燃油サーチャージですが、光熱費も同じようにエネルギー価格によってマイナスにもプラスにもなります。

さらに22年10月末には、具体的な単価は記載していないものの、23年4月から大幅な値上げをする発表もありました。

北陸に限った話では無く、全世界的な影響(エネルギー価格上昇・インフレ・原子力依存の低下)を受けての状態になるため、上昇傾向はしばらく続くものと予想されています。

電気代の仕組み

それでは、このような上昇傾向の中で、光熱費を抑制しようと思うとどうしたらいいの?という部分がもっとも気になるポイントです。

しかし本題に行く前に、理解を深めるために、まずは電気代の仕組み・成り立ちから解説していきます。

ガス併用住宅(従量電灯)

 

従量電灯とは、もっとも一般的な家庭用の電力契約で、使用量に応じて単価が上がっていく契約プランです。

主に、契約アンペア数に応じた「基本料金」と、電気を使った分だけ請求される「電力量料金」の2段階構成になっています。

最終的な請求額には、この電力料金の「単価」に燃料調整費・再生可能エネルギー賦課金の「単価」がプラスされており、値上がりの原因は主に燃料調整費の急激な値上がりです。

◆従量電灯ネクスト(北陸電力)のプラン

電気代の明細に「従量電灯」もしくは「従量電灯ネクスト」と記載があれば、この電力プランです。

一例として、従量電灯ネクストの単価表をご覧ください。

①基本料金(契約アンペアで決まる基本料金)30アンペア726円
①基本料金(契約アンペアで決まる基本料金)40アンペア968円
①基本料金(契約アンペアで決まる基本料金)50アンペア1,210円
①基本料金(契約アンペアで決まる基本料金)60アンペア1,452円
②電力量料金(使用した分が請求される)1~120kWhまで17.84円 / kWh
②電力量料金(使用した分が請求される)121kWh~300kWhまで21.73円 / kWh
②電力量料金(使用した分が請求される)301kWh~23.44円 / kWh
③燃料調整費(毎月改定される)2022年12月時点+9.64円 / kWh
④再生可能エネルギー賦課金(毎年改定される)2022年度+3.45円 / kWh
《出典:北陸電力(22年12月時点)》

 

この電力プランは、①+②+③+④という形で計算されます。

 

 

40Aの契約で、1ヶ月の使用量が400kWhという電力「量」を使った場合、
①の基本料金が、968円です。

次に、②の使用量は以下のとおりになります。

②の1段階目:120kWh × 17.84円 = 2140.8円(検針日から120kWhまでの使用量)
②の2段階目:180kWh × 21.73円 = 3,911.4円(120kWh~300kWhまでの使用量)
②の3段階目:100kWh × 23.44円 = 2344円(301kWh~400kWhまでの使用量)

そして、燃料調整費と再生可能エネルギー賦課金は、全使用量に単価が掛かってくるため、

③の燃料調整費が9.64円 × 400kWh=3,856円、
④の再生可能エネルギー賦課金が、3.45円 × 400kWh = 1,380円

これら①~④を合算した14,600円が請求額となります。
ここから読み解ける節約のコツは、いかに単価の高い段階に踏み込まないように、月々の使用量を抑えることです。

オール電化契約(時間帯別契約)

《出典:北陸電力

 

つづいて、オール電化の方向けの電力プランである「くつろぎナイト12」です。

これは夜の時間帯の単価を安くする一方、昼間の単価を比較的高額に設定している電力プランです。

従量電灯は使う量が多くなるにつれ単価が上がるのに対し、時間帯別契約は使用量に関係なく、電気を使う「時間帯」によって単価が異なります。

 

 

この電力プランにおすすめのご家庭は、平日に共働きなどで不在が多いご家庭で、エコキュートや太陽光発電を導入している家になります。

エコキュートは基本的に深夜の時間帯に稼働してお湯をつくり、保温性の高いタンクに貯めておくため、日中や夕方は最小限の電気でお湯を供給することができます。

また太陽光発電は、単価の高い時間帯に電気を自ら作り出すため、時間帯別契約との相乗効果が非常に高いアイテムです。

太陽光発電で発電した電気は、家で使っている電気に優先的に割り当てられ、「自家消費」することで、電力会社の電気を買わずにエネルギーの自給自足の生活ができます。

現在の太陽光発電の魅力は、売電ではなく自家消費の効果にあり、特に平日の日中に在宅が多い方は、北陸でも導入した方がいいでしょう。

電気代を抑えるための対策

それでは、光熱費を抑えるための効果的な2つの手法を紹介していきます。

電気代が高い設備・家電を知る

 

まず、電気代の仕組みから分かることは、「使用量」を減らすことで、光熱費の削減につながることです。

しかし、消費電力の低い機器の使用を制限しても効果は薄いです。

例えば「照明をこまめに消す」といったことは効果が低く、ほぼ意味がないと言っても過言ではありません。

LEDシーリング照明の場合、消費電力は約40Wで1時間あたり約1.3円。

これに対して、「消費電力が大きい機器」の代表格であるエアコン(10畳用・DAIKIN AN28YRS-W)の1時間あたりの消費電力は550W(冷房)~660W(暖房)、1時間あたり約13円~15円となっており、シーリング照明の10倍以上!

このように、まずは「消費電力の大きい機器」の使用時間を減らすことが効果としては大きいと言えます。

では、消費電力の大きい機器をみていきましょう。

 

機器使用時間消費電力の目安
エアコン長い6畳用:冷房400W~暖房500W
ホットカーペット長い3畳用:500W~700W
セラミックファンヒーター長い600W~1200W
IHクッキングヒーター短い約1400W~3000W(1ヵ所運転)
ドライヤー短い1200W
電子レンジ短い500W~800W

 

ここでの共通点は、消費電力の大きい機器は、電気を「熱」に変換する機器であることです。

また、電気代は「使用量」×「時間」で計算されるため、使用時間が長くなりがちなエアコンやファンヒーター等が、電気代を押し上げる原因になります。

このように熱エネルギーに変える機器かつ、使用時間の長い機器から使い方を見直してみると節電効果は大きくなります。

電力プラン切り替え+省エネリフォーム

 

次に、ガスを現在使っている方は電気とガスを合算して、光熱費を圧縮する方法です。

リフォームも伴うため、持ち家で給湯器・エアコンの使用が10年程度を超えている方は、この方法を検討すると効果が高いでしょう。

結論的には、ガス給湯器→エコキュートへの交換、そして時間帯別契約への切り替えが効果的です。

 

《出典:パナソニック

 

パナソニックの試算でも、ガス給湯器に比べてランニングコストが約6分の1と大幅な効果があり、老朽化による交換も検討している場合には、リフォーム会社などに相談してみるのもよいでしょう。

また、内窓を設置するリフォームも効果的です。

 

《出典:YKK

 

家の熱は、窓からの出入りが多く、夏は約74%、冬は約50%、熱の出入りが発生しています。

1枚ガラスのアルミサッシの場合、内窓を設置するリフォームをすることで、冷暖房の効きが一気によくなります。

「すきま風」と感じるコールドドラフト現象も少なくなることから、光熱費抑制効果とともに快適に過ごすことができるでしょう。

まとめ

 

このように、従量電灯契約と時間帯別契約の成り立ち、そして消費電力の高い機器を知ることによって、光熱費の削減効果の大きい方法を知ることができます。

まずは、ご自身の電気料金・ガス料金の明細の確認からはじめてみましょう。

ご家庭に「スマートメーター」が設置されていれば、賃貸でも持ち家でも自分の家に適したプランはなにか?という質問もできますので、実際に北陸電力・省エネ電化のご相談(個人のお客様向け)から質問してみるのもよいでしょう。

また、熱を使う機器を見直すことが効果的ではあるものの、温暖化の影響で冬は大雪、夏場も年々酷暑になってきているため、エアコン等を適切かつ我慢しない程度に使用することをおすすめします。

無理のない範囲でエアコンの使用時間を減らしたり、設定温度を見直したりといった工夫や、リフォームを行ってムリなく快適に過ごせる環境にすると効果的でしょう。