【重要なお知らせ】Instagramの「なりすまし偽アカウント」にご注意ください

【インタビュー】何度でも美しく咲く、蓮の花のように。/HANAYAかれん 初崎 香織さん(後編)

石川県金沢市にて、花と話せる花屋「HANAYAかれん」を営むオーナーの初崎 香織さんを取材しました。
花が発するエネルギーを受け取りメッセージとして贈る「フラワーリーディング」を始め、スピリチュアルカウンセラーやイベントの企画など、花屋稼業の枠を超えて活動の幅を広げています。

前編に引き続き後編では、フラワーリーディングとの出会いから今後の更なる夢について伺いました。


ーーーーーーーーー
前編はこちら
≫≫【インタビュー】何度でも美しく咲く、蓮の花のように。/HANAYAかれん 初崎 香織さん(前編)

ーーーーーーーーー

新たな世界との出会い

——お店を開業されてから、大変だったことはありますか? 


初崎:お店のコンセプトが和モダンで、和の素材をデザインに取り入れてみたら新しいんじゃないかと考えました。開店当時は周りでも珍しいテイストだったので、割と注目されて。ただ、そういうものは、新しいものが出てきてどんどん飽きられてしまうんですよね。ちょうどそこにリーマンショックが起こって…一気に売り上げが低下してしまって支払いが困難になった時期がありました。 


——前の会社がテイストの方向転換をしたように、どんな目新しいものでも次第と飽きられてしまうのですね…。それもちょうどリーマンショックと重なるなんて。それからどうなったんですか? 


初崎:父親からは「今足りていないお金は貸してやるから、もうお店を辞めなさい」と言われました。その頃まだ子どもも小さかったし、土日もお店を開けていたので、両親からすると私は自分の夢優先で家族を犠牲にしていると思われていたのかもしれません。正直、「あ~もう駄目なんだ。」って思いました。でも、そのことを友人に相談したら、「簡単に諦めるな」と言ってくれて。ちょうどお客様が少ない夏場だったので、お客様をお店に呼び寄せる「かれん祭り」をしようと計画してくれたんです。2ヵ月間にわたり、週末入れ替わりで様々な芸達者を呼んでイベントするみたいな。 


——え~とても面白そうなイベント!ピンチのときに助けてくれる友人がいるって心強いですね。 


初崎:そのイベントを通じて、占いや統計学など、私の知らなかった世界を知ることができました。今まで占いとか全く信じないタイプの私でしたが…ずっと否定し続けてきた世界の人達とも出会う機会にもなって。そこで偶然受けた姓名判断で、「あなたは仕事を辞めちゃいけない」と言われたんです。それが何より私の欲しかった言葉だったので、「そうだよね、辞めちゃいけないよね」って。私自身も辞めたくないという気持ちがあったので、後ろ盾を得たって感じでした。 


——初崎さんって、占いとか信じないタイプだったのですね~!でも、辞めるか辞めないか瀬戸際の状況で、その姓名判断が決意を固めるきっかけになったのですね。 


初崎:本当にそうですね。それで、もう一度父親に頼み込んで、なんとか1年猶予をもらって…。なんとか経営もトントンくらいに立て直すことができました。その出来事もあって、今まで信じていなかった世界を、もうちょっと信じてもいいのかなって思い始めるようになったんです。 


——占いは私もよく利用するのですが、ほしい言葉をもらえると勇気が出てきますよね。占いというより、人生相談みたいな…(笑)不思議な世界ですが、なんだかパワーをもらえるような気がします。 

花との繋がりをカタチに

初崎:あるとき、友人から「天然石」のワークショップがあることを聞いて。そのイベントが、偶然にも私の誕生日と同じ日で。なんとなく、私もそのイベントに参加したほうがいいんじゃないかって感じたんです。これまでは絶対に興味がなくて参加しなかったのに…。 


——え~何ですかそれ!惹きつけられている感じでしょうか?!(笑) 


初崎:それこそ、インスピレーションでそのイベントに行った方がいい気がしたんです。そのイベントは実際に行ってみると、自分の潜在意識と繋がって天然石からメッセージを読み取るという、いままで触れたことのない世界で。でも、なんとなく意味わかるって思ったんです。
それで教えてくださった先生に、「花からも直接メッセージをもらえますか?」と聞くと、「大丈夫、もらえますよ」と言ってくださって。次第に、こういう世界をもっと知りたいって思いました。 


——今まで全く興味のなかった世界だったのに、もっと知りたいって感情が出てくるなんて…きっとこのイベントに参加することは運命だったのかもしれませんね。 


初崎:ちょうどその少し前、もっと花の知識を身に付けるためにフラワーセラピーを勉強したことがありました。専門の書籍をひたすら読んでみたり。でも私の中で納得がいかない部分が多くて。私が求めていることは、フラワーセラピーじゃないって思ったんです。そんな直後に参加したイベントだったので、花からもメッセージを読み取ることができる…私の学びたかったことはこれだ!そう強く感じましたね。 


——そこから、現在お店で行っているフラワーリーディングに繋がっていくのですね。フラワーリーディングって、今回の取材で初めて知りました。どんなサービスなのでしょうか。 


初崎:お客様が選ぶ花からメッセージを読み取るというか。お客様の潜在意識と選んだ花のエネルギーが繋がって、読み取った情報を私が言語化してメッセージとしてお渡しするというサービスなんです。その人の状態だったり求めているものだったり、散りばめられているものをお伝えしています。「選んだ花があなたにこう言っています」ということが分かると、その花の価値ってすごく高まると思うんです。花が花として存在する価値を高められる花屋になろうと思って。 


——確かに、選んだ花の価値がすごく高まる気がします。より愛おしく感じるというか。フラワーリーディングは、誰かへのプレゼントとしてもできるのですか? 


初崎:はい、差し上げる方のお名前を教えて頂けたら、遠隔でその方の潜在意識と繋がって、何かを訴えたい花や色、デザインをカタチにし、ご提供することができます。今後は、遠隔でのフラワーリーディングサービスをもっと増やしていけたらいいなと考えています。 


——素敵ですね!離れている友人や家族、大切な人への贈り物として利用してみたいです。 


初崎:最近は週1回、ブログやSNSで花からのメッセージを配信していて、その投稿に興味を持ち、フラワーリーディングを目当てに来店してくださるお客様も少しずつですが増えてきました。徐々にスピリチュアルという言葉も流行り出して、見えない世界があるということが受け入れられるようになりました。今ではインスピレーションに長けている若い人達も、いろんなカタチで発信するようになってきましたし。 


——スピリチュアルなものって、勉強すると私でも習得できるのでしょうか? 


初崎:もともと人間は霊的な存在なので、既にみんなやっているんですよ。第6感とかよく言うじゃないですか。ただそれを、自分は繋がっているんだと理解できるかどうか。目に見えない世界って、理解できない部分もたくさんあるんですけど、ある程度は科学的にも証明されているんですよね。スピリチュアルって、ふわふわした世界ではなく生活に根付いているものなので、「自分が自分であることを喜ぶためのもの」ということをもっと多くの人に伝えていきたいです。やってみないと分からないものだと思うし、いくら言葉で説明してもピンとこない人も多いと思うので、ぜひ実際に体感してみてほしいですね。 


——そうなのですね。スピリチュアルってなんとなく不思議な世界…という感じでしたが、もっと地に足がついたものなのですね。お店に置く花を仕入れるときもインスプレーションを大切にされているのですか? 


初崎:仕入れのときは、自分と目のあった子(花)だけ連れて帰るって感じ。何か訴えてくるというか。だから、うちの店にある花は全員メイン(主役)になれるような花ばかり(笑)カッコつけて言うと、値段は気にしていません。基準は、この花を連れて帰りたいと思うか思わないか…というところを大切にしていますね。 


——面白いですね。初崎さんにとって花は商品ではなく、特別な存在なのかもしれませんね。 


初崎:そうですね、商品とは呼べないです。もはや花は、大切な相棒だと思っています。だから捨てるときも、毎回「ごめんね」って言いながら…。 


——相棒って響き、素敵ですね~。スピリチュアルと出会ったおかげで、花との関わり方も大きく変わったのですね。 

変な花屋になりたい

——仕事をする中で、一番やりがいに感じることは何ですか? 


初崎:この仕事をやらせてもらっていることだけで、本当に幸せだと感じているんです。花と関わるこの仕事が本当に好きで、私の天職だと心から感じているので、花と出会えたことにとても感謝したいです。あの時の私に「ありがとう」と言いたいですし、紆余曲折もありましたが、その中で支えてくれた家族や友人にも感謝を伝えたいです。 


——花屋の仕事が本当に好きなのですね。これから挑戦したい夢はありますか? 


初崎:私、花屋なんだけど、挑戦したい夢がたくさんあって。これからは、スピリチュアルという心の部分を伝える仕事のボリュームをもっと増やしていきたいです。
あと、最近オンライン受講を始めたばかりなんですが、瞑想インストラクターとオラクルカードの資格を取得したいなと考えているんです。もっと幅を広げていきたくて。

新しい分野に挑戦することにワクワクしているんです。守りの姿勢も大切ですが、今は自分への投資を積極的に行っていきたいので、動き出しています。 


——すご~い!!花屋の枠を大きく超えていますね。飛び抜けているというか、変わっているというか…(笑) 


初崎:そうそう!私、変な花屋になりたくて。「なんか変な花屋があるよね」って言われるのが、私にとって最大の誉め言葉!(笑)「変」を極めたいな(笑) 


——変な花屋ですか?!(笑)初崎さん、本当に面白い!!でも、初崎さんなら極められそうです(笑) 


初崎:あと、いろんな人ともコラボしていきたいですね。いつかシニアのファッションショーをやりたいんです。今その前段階として、「花彩(はないろ)写真館」という活動も行っているんです。花彩写真館は、その人が持つ二面性を写真に撮ることで可視化し、その二極を統合することでどんな自分でも受け入れられるようになる…という意図があります。写真を撮ることで、本当の自分に気付くというか、潜在的な自分を知るきっかけになるんです。だから、この写真を撮る人が必ず幸せになれると信じて、今後はもっと広めていけたらいいなと考えています。 


——自分の中の二面性を知るきっかけになる写真…すごく興味あります。成人式とか結婚式とか、そういうハレの場面でしか本格的な写真って撮影しなかったですが、こんな風に自分自身への贈り物としての写真って、すごく素敵だなって感じます。 


初崎:この「花彩写真館」からもっと幅を広げて、いずれ数年以内には、本当の自分を発信できる場としてファッションショーを実現させたいと思います。ショーに出たい人は、どんどん出てほしいですね。人生って、本当の自分に出会うための旅だと思うので。 

自分であることに喜びを

初崎:私の人生の目標が、「私が私であったことに歓喜して最期を迎える」ということ。最後には、この自分で本当に良かった、人生万々歳だったと思えたらいいなって。だから、今いろんな挑戦をしていることが、その瞬間に繋がるための道だと思うので。それを仲間たちと共有していけたらいいなって思います。 


——これから挑戦したいことがたくさんありますね。新しい学びや経験が増えると、また更に新たな夢が生まれてきそうですね!  初崎:本当にそうなんです。だから自分の人生に飽きないですね。周りの家族や友人は、「次は何を始めるんだ?」ってヒヤヒヤしているかもしれませんが…(笑)自分のやりたいことは絶対に諦めたくないんです。だから「石橋は叩かないで渡る」がモットー(笑)たとえ落ちても、また蓮の花のように這い上がれる自信はあるので。 


——最後に好きな言葉を教えてください。 


初崎:ずっと大切にしているのが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉。自分がどんなに成功したとしても、いつも謙虚でいることや感謝することを忘れてはいけないという意味があります。私もここまでこれたのは、自分の力だけじゃないということを再確認させてくれる言葉なんです。
どうしても傲りの気持ちや傲慢さって出てしまうと思うんです。特に私は、その気持ちが昔から強く根付いているような気がしていて。だから、ふとした時に出てきてしまうことがあるので、自分への戒めのつもりで忘れないようにしています。 


——ずっとその言葉を心に留めて、自分をコントロールされているのですね。常に感謝の気持ちを忘れずにいる初崎さんだからこそ、たくさんの周りの方々がピンチの時も支えてくれるのですね。 


初崎:そうですね。私は周りの人達にとても恵まれていて、いつも幸せだなと感じています。でも、どうしても人間なので不足の部分に目が行っちゃうというか…自分にはまだ足りないって思っちゃうんですけど。それは違うんだということを今は訓練中で。自分とは何だという本質と向き合うことで、なぜ自分は生まれてきて何を為すために生まれてきたのかという問いを自分の中でずっと繰り返しています。

今はスピリチュアルと出会えて本当に良かったと実感していて。じゃないと、今までの境遇や運命をずっと恨んで生きていく人生だったと思うんです。人のせいにすることで自分を正当化する人生だったと。自分が自分であることの意味や、自分の進むべき道の根本を知ることができたのは、スピリチュアルという世界に出会ったおかげなので。 ブレるときもありますが、戻る場所を知っているので。そこは私の強みだと思います。スピリチュアルについては、これから生涯ずっと学んでいきたいと思いますし、一人でも興味のある人には伝えていきたいって思いますね。 


——戻れる場所を知っていて、軸がしっかりあるのは強みですね。何があっても立て直せるというか。 


初崎:すぐ忘れちゃうんですけどね。過去や未来に意識があると、人間なのでついブレてしまうんです。でも、今この瞬間に戻ると思い出す、その理屈が分かっているだけでも全然違うと思います。実はとてもシンプルなことなんですけどね。 


——そうなのですね。初崎さんにとってスピリチュアルとの出会いが、いろんな気付きをもらえた人生のターニングポイントだったのですね。 


初崎:この世界に出会わなかったら、私にとって花はずっと商品だったと思いますし、なぜ花屋をやっているのかという問いが分からないまま、ただ淡々と花屋をやっているだけだったと思います。ターニングポイントって、ピンチが連れてくるものなんだなって実感しました。人生にはたくさんの選択肢があって、そこで感じるインスピレーションって目に見えない世界からの掲示だと思うんです。あとは、それに従うか従わないか…。もちろん従った方がいいんですけど、人間は恐れや不安からもがき逆らってしまうんですよね。ただ、そんな自分も愛しき自分として共有しながら生きていく…その繰り返しなのかもしれませんね。 


——ターニングポイントって、誰の人生の中に無数にあるものなのかもしれませんね。ただその分かれ道を、人は気付かなかったり、気付いていないふりをしたり…。初崎さんは苦しいときだったからこそ、ふと感じたインスピレーションの流れに身を任せられたのかもしれませんね。自分という人間の本質を知るための見えない世界、お話を聞けば聞くほどスピリチュアルの世界に惹きこまれました。また初崎さんの「自分が自分であることに歓喜する」という言葉がとても印象的で、どんどん沸き上がるパワーに私も良い刺激を頂きました。ぜひご興味のある方は、初崎さんのフラワーリーディングを実際に体験しに行ってみてくださいね。本日は、ありがとうございました。

HANAYAかれんhttp://hanaya-karen.com/