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【インタビュー】変化を楽しみ、挑戦を生み出す/エイムスカイシップ支店長 髙田 理香さん(後編)

石川県を中心に会員制フィットネスクラブを展開する株式会社エイムの直営店で、光るガラスの船「光艇」をコンセプトとした大型フィットネスクラブ「エイムスカイシップ」。

そこで支店長をされている髙田 理香さんを取材させて頂きました。

後編では、女性支店長としての理想の働き方、これから挑戦したいことなど髙田さんの魅力あふれる生き方をどうぞお楽しみください。


前編はこちら

 

同じじゃなくていい

髙田:そういえば最近、スタッフに言われて気付いたんですけど、人ってたまにモチベーションは高いんですけど、やたらとテンション低いときってあるじゃないですか。

私はそのへんが露骨に分かるらしくて(笑)テンションが低いときは、明らかに顔に出ちゃうんですよね。いつもフラットな状態でいたいですけどね…(笑) 

 
——それ、すごく分かります!!私もすぐ顔に出ちゃうタイプなので(笑)男性に比べて、女性は特に感情が表に出やすいような気がします。 

 
髙田:そうそう、そうなんですよね。だからこそ、男性と同じように仕事はできないなって思ってて。それこそ10年ほど前は、女性も男性と同じように仕事しなきゃいけないような風潮でしたが、この10年でそこは大きく変わったかなと感じています。

男性と同じ思考である方がいいけれど、同じことをしなくてもいいんじゃないかって。「同じやり方じゃなくても、こっちのやり方もあるんじゃない?」って。 

 
——なるほど。考え方は参考にした方がいいけれど、やり方は真似する必要はないってことですね。 

 
髙田:女性って、どうしても感情のほうに動きやすいので。「そんなに経費削減したら、スタッフのみんなが困るじゃないですか」って感じで。もちろんスタッフのことだけを考えたらその考え方でいいんですけど、経営の立場で考えたらその削減って絶対必要だったりもするんです。

じゃあ、どこでバランスを取るか…そのバランスの調整は女性の方が得意だと思うんです。
だから、「この経費削減も大切ですけど、こんな気持ちで困るスタッフもいるので、間をとってこのくらいで出来ませんか?」というようなバランスをとった提案ができれば、きっと女性で管理職をされている方も苦しくないんじゃないかなって。 

 
——確かに、論理的に動く男性とは異なり、感情的にも動く女性の管理職は、どちらの意見も汲み取れるからこそ葛藤や悩みも多いのかもしれませんね。 

 
髙田:感情寄りになると「結局女だから…」と言われるし。かと言って、感情を無視して経営のことだけを考えて行動すると「冷たい人…」と言われるだろうし。そのバランスが重要なのですよね。いい意味で、八方美人が一番いいかもしれませんね。 

 
——そうですね。そのバランスがとれることは、管理職をする上でとても強みになりますね。以前に比べて、最近ではそういうスタンスで働ける女性も増えてきたように感じますね。
 

 

自分に合ったスタイルで

——普段、仕事とプライベートのバランスをとるために大切にしていることはありますか? 

 
髙田:極端に分けないようにしていますね。仕事とプライベートをハッキリ分けようとするのではなく、瞬間ごとで気持ちを切り替えるようにしています。だから、仕事中もボーっとしているときありますよ(笑)

家に猫を飼っているので、「今何しているかな。ご飯ちゃんと食べたかな。」とか考えたり(笑)もちろんプライベートのときに、仕事のことを考えることだってあります。
時間や場所で区別してしまうと、考えている自分が嫌になってしまうんですよね。
「プライベートなのに仕事のことを考えてしまった」とか「仕事なのにプライベートのことを考えてしまった」とか、それがストレスになるだろうなって思うので。 

 
——その都度、上手く気持ちを切り替えているんですね。仕事とプライベートが融合している方が、今の時代に合っているような気がしますね。 

 
髙田:もちろん子どもがいる場合などは難しいかもしれませんが、優先順位の付け方が自分基準でできるうちは、区別せずにやりたいときにやったほうが効率いいのかなと、個人的には感じています。 

 
——髙田さんにとっては、それがバランスのいい生き方なのですね。ちなみに、休日はどんなことをされて過ごしているのですか? 

 
髙田:休日のスケジュールは、あまり事前に決めないタイプなんです。したいときにしたいことをするって感じ。だから、急に能登までドライブに出かけたり、おばあちゃん家に遊びに行ったり…。でも旅行も好きですし、美術館を巡るのも好きですね。 

 

選ぶことができる生き方を

——今後、チャレンジしてみたいことはありますか? 

 
髙田:そうですね、企業内起業とかしてみたいですね。会社の中で新たな事業を始めるというか。自分のアイディアがカタチにしてみたいという想いはありますね。
あと、デザインの仕事にも携わりたいなと考えています。短大のインテリア学科で建築の基礎的なことを学んできたので。まぁ、当時は部活ばっかりで全然授業聞いていませんでしたが(笑)
ただ、表現することの面白さを実感しているので、より分かりやすく物事を表現できるようになれたらと思います。

あとは、やっぱり女性の管理職がもっと増えるといいなと思いますね。会社だけじゃなく、いろんなところで増えていくと嬉しいですね。 

 
——企業内起業ですか!!すごいですね!髙田さんなら、きっと面白い事業を生みだしてくれそうです。 

 
髙田:もともとエイムでは、「一店舗一城」という風習があって。
例えば、エイムスカイシップに髙田が支店長に配属されたら、そこはもう「株式会社髙田」みたいな(笑)そこで全て成り立たせるというか。でもそれって、鎖国と一緒で独自文化にしかならないんですよね。

今回のコロナの影響で、売り上げも下がってきて、各店舗それぞれ独自文化のままでは上手くいかなくなってきて。最近では、支店長同士で「こんな時どうしてる?」とか頻繁に情報交換ができるようになってきたんです。

これまでのスタイルじゃダメだって思って、会社が変わろうとしているのを感じていますし。状況に応じて、会社のスタイルを変えて作り上げていくことができるのは、中小企業の良さかなって思います。
だからなんとなくイメージですが、新しいことにチャレンジできるんじゃないかって。これもモチベーションの一つになっているかもしれませんね。 

 
——各店舗との連携が強まることで、今までできなかったことにも挑戦できる可能性がありますし、これからが楽しみですね。最後に髙田さんの人生のモットーを教えてください。 

 
髙田:日頃よく考えているのは、「常に選べる側でありたい」ということ。いろんなことを自分の判断で選べるようになれたら楽しいだろうなって思うので。
これやりたいって思ったら挑戦できるように、常に選べる状態でいたいなって思います。住む場所、やる仕事、接する人、過ごす時間…「今日は何をしたい」とか「誰と会いたい」というのを、どんどん自分で選んでいけるようになれたらいいなと思います。 

 
——私と同世代にも関わらず、女性支店長として「エイムスカイシップ」の活気ある運営、お客様の笑顔、そしてスタッフの成長をしっかり守り続けている髙田さん。
「大したことやってないですよ~(笑)」と冗談交じりで話してくださる一方で、内に秘める真っ直ぐで熱い想いを取材しながら強く感じました。

これからどんな新しいチャレンジをして、どんな「エイムスカイシップ」を見せてくれるのか、とても期待しております。

本日はありがとうございました。  

 

フィットネスクラブ エイムスカイシップ

《公式サイト》エイムスカイシップ | フィットネスクラブ AIM (エイム)