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夏休みの思い出に♪老舗「あめの俵屋」で貴重なあめ詰め体験!

金沢で1番古い、江戸時代から続く老舗飴屋『あめの俵屋』。

看板商品のじろあめは、壺の形の容器に入っているのが特徴ですが、昔ながらのあめ詰め作業が体験できると聞き、さっそく編集部キョウコが挑戦してきました。

歴史を感じる空間で、貴重な経験ができます!

約200年の歴史を持つ老舗「あめの俵屋」

 

今回おじゃましたのは、金沢市小橋町にある「あめの俵屋 本店」。
創業は天保元年(1830年)で、200年近い歴史を持つ老舗の飴屋です。

大きなのれんがかかる店構えは、金沢市の指定保存建造物。
観光客にも人気の撮影スポットです。

 

 

「あめの俵屋」の看板商品といえば、お米と大麦だけでつくる水あめ「じろあめ」。

母乳が出ず困っていた母親のために、かわりになる栄養価の高い食品をと考案したのがそのはじまりで、自然な優しい味わいが魅力なんです。

昔ながらのやり方であめ詰め体験!

 

そんなじろあめづくりの仕上げは、昔は手作業で一つひとつ壺に詰められていました。
その昔ながらの方法を実際に体験できると聞き、さっそく編集部キョウコが挑戦してきましたよー!

当初は、テレビ取材などの際に特別に体験してもらっていたのですが、一般の方からも要望があり、10年ほど前から体験メニューをスタートしたそうです。

 

 

「あめ詰め体験」ができるのは、建物の奥にある、昔の店舗スペースだった場所。

映画のセットみたい!築約200年の建物が今もそのまま使われていて、歴史ある空間に期待が高まります。

 

 

今回教えていただいたのは、6代目女将の俵千枝子(たわら・ちえこ)さん。

まずはベテランの女将さんにお手本を見せていただきました。

 

 

特注の飴桶の中を開けると、じろあめがたっぷり入っています。

琥珀色に輝くあめが美しい…!

 

 

まず、桶の中のあめを、2本の長い竹棒を使って持ち上げます。

 

 

慣れた手つきでしっかりとあめをからませ、くるくると回してのびたあめの糸を切っていきます。

 

 

これをそのまま壺に入れるのではなく、棒をグイーッと左右に引っ張ってあめをのばし、真ん中からあめが自然にゆっくりと壺に入っていくのを待ちます。

これを繰り返して少しずつ詰めていくというわけですね。なるほどー。

辛抱強さが必要?のびるあめに苦戦!

 

さっそく編集部キョウコが挑戦するも、あれ?飴がうまく竹棒にからまない…。
「もっと思いきり底の方から深くすくいとるように」と、女将さんから手取り足取り教えてもらいます。

 

 

そして、慎重にあめを入れていきますが、なかなか難しい!あわてて動かすと壺のフチにあめがついちゃいました…。

女将さんいわく、この体験は性格が出るんだそうです。
ゆっくり落ち着いて、あめがとろとろ落ちるのにまかせて辛抱強く待つことが必要。

焦りは禁物!なのだそうで、なんだか人格を試されている気がしますね…(笑)

 

 

繰り返していくと、少し作業にも慣れて、上手く入れられるようになってきました。
それにしても、昔はこんなに手間と時間をかけて、飴を詰めていたんですねー。大変だったんだなぁ…。

8割くらい詰めたら、体験終了!
フタを閉めてくれるので、詰めたじろあめはお土産として持ち帰ることができます。

 

 

体験前のアルコール消毒やアクリル板の仕切りの設置など、感染対策もとられており、安心して体験することができますよ。

 

 

観光客や修学旅行で訪れた中学生にも人気だという、このあめ詰め体験。
みんなでワイワイ盛り上がりながら楽しんでいるそうですよ。

小学生高学年以上が対象ですが、それ以下のお子さんでも親がサポートすれば体験可能です。

体験メニュー情報

《申込方法》前日までに電話で予約
《対象》小学校高学年~(※親がサポートすればそれ以下も可)
《料金》1名あたり 1,800円(税込)
《実施日》平日 月曜日~金曜日のみ
午前4回(10時~12時 1回30分)
午後4回(14時~16時 1回30分)

※年末年始やお盆・ゴールデンウイークなどの繁忙期は休止

 

あめの俵屋 本店 

《住所》石川県金沢市小橋町2-4
《TEL》076-252-2079
《営業時間》9:00~17:30
《駐車場》あり
《公式サイト》あめの俵屋

まとめ

お土産のじろあめは、そのまま食べるのはもちろん、料理の隠し味に使ったり、ショウガと合わせてドリンクにしたり、トーストにかけても美味しくいただけます。

帰った後も、ゆっくり味わって楽しめる美味しい体験ですよ。

びよーんとのびるあめに驚いたり、集中して作業したり。
昔のあめ職人に思いをはせながら、親子や友達同士で貴重な体験をしてみてはいかがでしょうか?
夏休みの思い出づくりにもおすすめです!