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【インタビュー】どんなときも自分らしく/CaRLeERoU 近藤 智美さん(後編)

近藤 智美さんは、石川県能美市のセレクトショップ「CaRLeERoU」を夫婦で営んでいます。

夫婦お互いの個性とセンスを活かしたオリジナル商品を中心に、着て触れることで心が豊かになれるような作品を取り扱っています。

また週末にセレクトショップを経営する一方で、高いコミュニケーション力と柔軟な感性を活かし、平日は心理カウンセリングやリーディングセッションを行うなど、幅広く活躍の場を広げています。 

後編では子育てを通して培ったものや、これから挑戦していきたいことなどのお話を伺います。

前編に引き続き、近藤さんのカッコいい生き方をどうぞお楽しみください。

 
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前編はこちら  
>>【インタビュー】どんなときも自分らしく/CaRLeERoU 近藤 智美さん(前編)
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まず手放して、プラスに変える

——二人のお子さん達も成長されて、これまで子育ての場面でもいろんな壁を乗り越えてこられたかと思います。仕事をしながら子育てをする中で、大切にしていたことはありますか? 



近藤:気持ちを切り替えることかな。その当時はいっぱいいっぱいで、なかなか切り替えができず苦労しましたけど(笑)子どもが幼い頃は、洋服の制作なども行っていて、「よし、ノッてきた~」ってときに幼稚園のお迎え時間になってしまい、「男の人はずっと没頭できていいな・・・」と羨ましくなったり。まぁでも、逆に上手くいかないときは逃げる口実にできるんですよね。「あ、お迎えの時間だ」って(笑) 



——気持ちの切り替え、本当に難しいですよね。私も全然できていないです(笑)上手くタイミングが合えばいいのですが。   

近藤:難しいですよね。だから今、カウンセリングとは別で、自分の「気(氣)」を整えるセミナーを開講していて。もし当時この整え方を知っていたら、もっと上手く切り替えることができただろうなと思います。自分の気持ちのバランスを整えることって、すごく大切なのです。 

——私、全然バランスとれてないです・・・。 

近藤:みんな一緒ですよ。私もそうだったもん。気持ちのバランスが崩れている日に限って、子どもが友達と喧嘩して帰ってきたり、機嫌が悪かったり(笑) 


——ありますよね~(笑)例えば子どもが泣いて帰ってきたとき、どんな風に接してあげるのがいいのでしょうか。 

近藤:子どもは小さければ小さいほど、嫌なことがあっても、お母さんや家庭のチカラで気持ちをゼロに戻して、プラスに変えてあげることができるのです。だから次の日には、すっかり忘れて「いってきまーす」って元気に学校に行けるのですよね。でも成長するにつれて、嫌なことをずっと引きずっちゃう。だから、だんだんプラスにしてあげることはできなくなるのだけど、せめてゼロにはしてあげることができるんじゃないかって思うのです。 

——なるほど。近藤さんは、実際にどんな風にされていたのですか?

 

近藤:嫌な顔して帰ってきても、だんだん自分から何も言わなくなっちゃいますよね。だから、「何かあったの?」ってうま~く聞き出すようにしていました。でも思春期になると、何を聞いても絶対に話してくれないですよね。そんなときは、まず自分のことから話すようにしていました。よく言いますよね、自分をオープンにすると相手もオープンになるって。 始めは自分の話を黙って聞いていて、そのうち「実は・・・」って話し始めてくれたりして。話してくれたら、「そっか、辛かったね。じゃあ今日は美味しいもの食べよう」とか「好きな映画を見よう」とか、そこでゼロに戻してあげて、次の日学校に送り出してあげられたら、それで十分いいのかなって。今思うと、お母さんも日頃からカウンセリングをしているのですよね。ただひたすら聴いてあげるだけでいいんです。何のアドバイスもいらないくらい。共感してあげるだけでいい。そして溜まっているものを手放してプラスに変えてあげる、それが私のやっているカウンセリングの役割だと思っています。 

——こういう知識を勉強して、将来子どもが成長したときに備えておくだけでも全然違うのだろうな。 

近藤:「気(氣)」を整える講座はたくさんあるので、その知識を知っておくだけでも全然違いますよ。夜と朝、「気(氣)」のバランスを整えるだけで、感覚をキャッチしやすくなるのです。毎日みなさん忙しくて、自分を見つめる時間ってなかなか持てないかと思いますが、1日数分でもいいからそういう時間が持てると違いますよ。 

アートを「日常」の一部に

——これから挑戦したいことは何ですか? 

近藤:ご紹介頂いた「HANAYAかれん」の初崎さんとファッションショーをやりたいという話も出ていて。お互いのタイミングが合ったときに、一緒にやってみたいなと思っています。自分だけではなく誰かと・・・人と繋がり、たくさんの方に何かを楽しく伝えられる表現としてのカタチにしたいです。あと、主人はいろんなものをコラージュさせたアート作品を制作しているのですが、そのアート作品をもっと前に出していけたらいいなと考えています。一般の方にもっとアートを身近に感じてもらって、「日常の一部」として感じてもらえたらいいなって。 

——確かに、アートって非日常のイメージがありますもんね。 

近藤:そうそう。だから、現実の「忙しい」とか「大変」とか、そういうのと同じようにアートも感じられたらいいな。みんな日々の忙しさに追われて、今を感じることができていないことも。アートは、そんな「今」を感じるためのものでもあるかもしれませんね。「この作品、いいな」と感じている瞬間って、今を感じることができる瞬間なので。

 

——アート作品を感じている瞬間は、ちゃんと意識が今この場所にあるという証拠なのですね。今を生きることって、とても大切なことですよね。 

近藤:人って、どうしても将来の心配や過去の失敗に捉われてしまっていたり。だからなるべく、今を大事にしてほしいという思いがありますね。

一人時間を楽しむ術を

近藤:最近は、「無理をしないこと」に一番気を付けています。すごく詰め込んじゃうタイプなので。常に心の中に何かしなきゃいけないという気持ちがあって、自然と身体が動いてしまうので、そんなときはふらふら~っと離れるようにしています。 



——普段、一人で気分を変えるために出かけることも多いのですか?



 近藤:そうですね、一人でふらっとドライブしたり。一人旅もしたことあります。一人時間も楽しんでいますよ。一人の優雅さを身につけると武器になりますよ。好きなときに好きなものを食べることができるし、誰にも遠慮しなくていいし。もちろん大勢でいるのも楽しいですが、やっぱりその場を楽しむために必要な気遣いって必要じゃないですか。でもだからこそ、そんな気遣いなく過ごせる時間も絶対必要ですよね。 



——そうですよね。ずっと気遣いばかりだと疲れちゃいますし。一人の時間を楽しむ術も身につけるといいですよね。 

どんな自分も「自分らしい」

——好きな言葉や人生のモットーを教えて下さい。 



近藤:「どんなときも自分らしく」かな。頑張る自分もいいと思うし、カッコつけている自分も、焦っている自分も、全部自分らしくに含まれます。本当はどんな自分だっていいと思うのです。10年ほど前にも取材を受けたことがあって、そのときも好きな言葉を聞かれて「自分らしく」と答えました。でもその当時は、「自分らしく」って何なのだろうって感じで、なんとなく理想を描いていたのだけれど、今はいろんな自分があっていいんじゃないかなって。カッコつけてもいいじゃん、素敵なことじゃんって。 



——「自分らしく」という言葉、素敵な言葉です。私も常に「自分らしい生き方」を求めてはいますが、理想だけが先走りしてどこに向かっているのか分からなくなります。



 近藤:いろんな自分がいますもんね。お母さんとしての自分、職場での自分、友人と一緒にいる自分、全部一緒じゃないですもんね。特に女性は、いろんな自分を使い分けているのかもしれません。そんな風にしなやかに生きている女性だからこそ、いろんな顔があってもいいんじゃないかって思うのです。 



——確かに、女性はいろんな顔を持ち合わせているから、どんな場面でも柔軟に対応できるのかもしれませんね。どんな自分も自分なんだと思うと、少し気持ちが楽になります。最後に、北陸の頑張る女性達に向けたメッセージをお願いします。

 

近藤:私、高校卒業後の進路を選ぶときに、選択肢にはあったのですが洋服屋を選びませんでした。それから営業とか医療事務とか、とにかくいろんな仕事を経験して、最終的に洋服屋のファッションコーディネーターという、接客業に行き着きました。いろんな業種を経験したことで、今は話題も多ジャンルで豊富ですし、カウンセリングでも経験は浅いですが感覚として理解しやすいですし。これまでやってきたことは、必ず自分の人生に役立つことばかりですよ。苦しかったことも。間違いだったことなんて、一つもないのです。 



——そっか、今までの経験は、どれも必然的でこれからの人生に役立つことがあるのですね。そう思い返すと、どの経験も今の自分につながるプロセスだったのかもしれないなと感じます。 



近藤:あのとき悔しい思いをしたからこそ、今頑張っている自分がいるんだなって。私、子どもの頃は勉強が嫌いだったのですが、心理の好きな勉強だったらいくらでも出来ちゃうんだなと実感しました。国語や算数が好きじゃなかったから、やりたくなかったんだなって(笑)そう思ったら、だんだん自分をリスペクトできるようになりました。もちろん勉強が好きな子は偉いですけどね。どうしても子どもは与えられる環境が決まっているのですが、勉強だけじゃない、そうじゃないこともたくさんあるってことを伝えていきたいです。 子どもの目に見えない能力や個性は測れないので。そういう能力や個性は、各家庭のお母さんしか分からないので、ぜひ見てあげてほしいなと思います。「この子は、こんな個性があるのだな」と、自分の気持ちが整っているときに見てあげるだけでも十分ですよ。

 

——学校での評価って、ごく一部に過ぎないですもんね。子供の能力や個性は、一番近くにいる私(お母さん)がちゃんと見て理解してあげることが大切なのだなと思いました。接客やカウンセリングを通して、一人ひとりお客様の心に寄り添う近藤さん。「自分らしく」という生き方がとても似合っていて、近藤さんの歩んできた道のり全てが、今に繋がっているのだろうなと感じました。現在、リニューアルオープンに向けて準備中。パッと要領で作ってきた自分たちにとって、今回は初めて2ヶ月休業して改装に挑んだのも、これまでよりも時間をかけて、まるでお店まるごと作品を作るような感覚で、なるべくこれまでのコンセプト通りに、壊して解体した廃材も再利用できるものはなるべく使って表現したい。また一つの挑戦をする意味でも、みなさんに見て頂きたいと、素敵な笑顔でおっしゃる近藤さんがとても印象的でした。カウンセリングは臨時スペースにて行っていますので、ぜひお気軽にご連絡してみてくださいね。


CaRLeERoU
https://www.carleerou.com/