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新しい可能性にわくわく♪「金沢未来のまち創造館」がオープン!

旧野町小学校の校舎をリノベーションし、わくわくする未来をつくることを目的とした施設「金沢未来のまち創造館」が金沢市野町に誕生しました。

「食」「ものづくり」「子どもたちの未来」を柱とし、新しい価値を生み出す場所として、注目が集まっています。

「実際にどんなことができる施設なの?」という疑問を解決すべく、今回は編集部キョウコが気になる施設内を取材してきました!

「金沢未来のまち創造館」ってどんな施設?

 

2021年8月8日にオープンした「金沢未来のまち創造館」は、金沢市での「新たな産業の創出」と「未来で活躍する人材の輩出」を目的としてオープンした施設。

新たな食文化を生み出すための研究拠点「金沢食藝研究所」、子どもたちが自由に創作活動できる「VIVISTOP KANAZAWA」、起業支援や事業相談を行う「TENJO KANAZAWA」の3つのフロアと、全体の交流スペースとなるカフェ「ノマチカフェ」から構成されています。

 

 

建物は旧野町小学校の4階建て校舎を改修し、一部を増築。開放的な吹き抜けもある現代的でオシャレな建物ながら、木材が多く使われ、温かみのある空間です。

黒板や道具棚など小学校の設備もあえて残し、新しさの中に懐かしさも感じる魅力的な場所となっています。

【4階】金沢の食文化をさらに豊かに「金沢食藝研究所」

 

4階にある「金沢食藝研究所」は、金沢の文化の象徴であり経済の礎である「食」に、新たな価値を創造するために発足した食の研究拠点です。

プロアマ問わず食に関わる全ての人に、食に関する多面的な視点や技能を共有し、実践を通じて食の未来を切り拓く、多様なアイデアを探求する場と機械を提供します。

この場で生まれた研究成果を世界に向けて発信し、金沢の食文化をさらに発展させると同時に、世界のこれからの食の豊かさを創造する起点となっています。

 

 

 

ドリンクや液体に関する「飲料研究室」や「製菓研究室」など、専門的な研究に特化した設備のほか、さまざまなジャンルに対応し一般の方も利用できる「調理室」もあります。

料理人の方が見ると「さぁ、どんなものを作ろうかな?」と思わず腕が鳴りそうな、かなり充実した設備が揃っていました。

【3階】子どもたちの好奇心を引き出す「VIVISTOP KANAZAWA」

 

3階にある「VIVISTOP KANAZWA」は、子どもたちの好奇心の可能性を最大限に広げることを目的とした「クリエイティブ・フィールド」。

子どもたちが解放され、自由にやりたいことに向き合って、突き詰めていくことができる場所です。(対象:小学校4年生~)

 

 

子どもたちのアイデアを実現するための多様な機材やツール、素材の揃うこの環境で、アートやテクノロジーを活用し、また世界各国にいる多様な人たちと共創しながら子どもたちが自分の可能性を信じ、未来を創っていく活動を行います。

 

 

「VIVISTOP」の大きな特徴は、カリキュラムがなく先生もいないこと。受動的に教わるのではなく、自分の意思で動ける環境が作り出されています。

また、「クルー」と呼ばれるサポートメンバーが常駐しているので、こんなことがやりたいという要望に必要に応じてアドバイスしてもらえます。

「新しい未来を創るのは、子どもたちの好奇心」。画期的なアイデアが実現され、未来へとつながる魅力的な作品が続々と生み出されていきそうです。(事前に体験説明会へ参加し、メンバー登録手続きをする必要があります)

【2階】起業したい人集まれ!「TENJO KANAZAWA」

 

2階にある「TENJO KANAZAWA」は、「食」「ものづくり」「子供の未来」に関わる事業に特化して、起業支援や事業相談を行う施設。

アーティスト支援も行い、金沢の文化や個性を活かした新事業を生み出し続ける拠点になることを目的としています。

 

 

シェアオフィスやオフィス(有料)、コワーキングスペース(無料)があり、オフィスには第1号として、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)を使ったアプリケーション開発会社「A440」が入居。

第5世代(5G)移動通信システムのネットワーク環境も整備され、起業家間のコミュニティづくりにも役立つ場所となっています。(シェアオフィス・オフィスの入居には審査、利用登録が必要。詳しくは「金沢未来のまち創造館」のHPをご確認ください。)

【1階】施設全体の交流スペース「ノマチカフェ」

 

そして、「金沢未来のまち創造館」最大の強みが、大人も子どもも関係なく、すべての施設利用者が自由に交流でき、流動的な使い方ができること。

1階にある「ノマチカフェ」は、ここで生み出されたさまざまなことを共有できる交流スペースです。

 

 

 

「金沢食藝研究所」で研究開発されたメニューを実際に食べることもでき、現在は金沢市の姉妹都市である中国・蘇州市からレシピを取り寄せて本場の味を再現した「蘇州麺」 や「フィッシュカレー」など、ここならではのメニューを提供していました。

 

 

「VIVISTOP」で制作された子どもたちの作品の展示会も開催中で、今後「TENJO KANAZAWA」で支援する事業者の新しい製品やサービスをいち早く体験することもできる予定です。

 

 

ここでの交流からさらに新たなアイデアが生まれることも期待でき、「金沢未来のまち創造館」の利用者はもちろん、すでに地元の方の憩いの場所としても人気上昇中なのだとか。

施設情報

金沢未来のまち創造館

《住所》石川県金沢市野町3丁目11番1号
《電話》076-280-3115
《開館時間》9:00~21:00(オフィス、シェアオフィス、研究室は24時間365日利用可能)     
《休館日》12/29~1/3 

ノマチカフェ
《営業時間》10:00~16:00(L.O. 15:30)
《定休日》火曜日・水曜日 

《公式サイト》金沢未来のまち創造館
《Instagram》@mirai_nomachi
《駐車場》あり(58台)

まとめ

これだけ色々なことができる場所が1つの建物にギュッとつまった施設は、他にはないんじゃないでしょうか?さまざまなイベントも企画中だそうで、これから本格的に利用されてどんな風に進化していくのか、本当に楽しみです!

食への興味を深めたい方、子どもたちの可能性を広げたい方、起業をお考えの方、そして気軽にランチやカフェタイムにも。ぜひ、色々なシーンで利用してみてはいかがでしょうか?