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石川の食文化を詰め込んだ坂の上ベーカリー「旅ぱん便セット」販売!

金沢の小さなパン屋「坂の上ベーカリー」から、石川県の豊かな食文化を牽引する企業6社とのコラボ商品「旅ぱん便セット」が誕生!今回、オンライン発売開始前に行われたお披露目会にワタシゴト編集部もお邪魔させて頂きました。なかなか旅行に行けない状況の中、おうちにいながら石川の美味しさを堪能できる「旅ぱん便セット」の魅力をたっぷりとご紹介します。

石川の魅力を全国へ!「旅ぱん便セット」

「旅ぱん便セット」は、コロナの影響により自由に日本各地を旅することが難しくなった状況を受け、金沢市の小さなパン屋「坂の上ベーカリー」が石川県内の企業6社と共同開発で手掛けた商品です。

石川県には、代々伝わってきた素晴らしい食文化が多く残っています。そんな魅力ある食文化を、おうちにいながらパンを通じて再発見してもらえるようにとの想いが、この「旅ぱん便セット」には込められています。

「旅パン便セット 第一弾」 2,400円(税込)

《コラボ企業&内容》

①丸八製茶場/丸八製茶フレンチトースト 300円

②ヤマト醤油味噌/ヤマト醤油チョコサンド 300円

③髙木糀商店/塩糀リエットサンド 300円

④skuro/古代米のカンパーニュ 980円

⑤茶菓工房たろう/たろうのあんぱん 250円

⑥きよし農園/きよしの柚子ぱん 280円

《発売日》

2021年2月5日(金)

《購入場所》

・オンラインショップ https://bit.ly/39JLreZ

・坂の上ベーカリー店頭(石川県金沢市寺町3丁目2-27)

※旅ぱん便セットは、6種類のパン1セットでのお届け

※ばら売りは、店舗のみ可能

ただのコラボじゃない。開発秘話を大公開!

新商品「旅ぱん便セット」のお披露目会では、坂の上ベーカリー代表の若井 夏輝さんと、共同企画・開発した企業6社の方々によるトークセッションが行われました。そこでは、コラボ誕生に至る経緯や企業の魅力、商品の特徴、込めた想いなど……感慨深い開発秘話を語って頂きました。

①丸八製茶フレンチトースト(丸八製茶場)

石川県民にとって普段から根付いているお茶文化のように、誰もが慣れ親しんでいる「フレンチトースト」を、丸八製茶場のお茶を使用することで上質な味に仕上げたいとの想いで完成したのが「丸八製茶フレンチトースト」。

開発時は、お茶の香りの良さを落とさないように仕上げるのがとても難しかったそう。

(左:坂の上ベーカリー 若井 夏輝さん 右:丸八製茶場 丸谷 誠慶さん)

献上加賀棒茶で作った自家製加賀棒茶シロップと、加賀棒茶ミルクティーを使ったカスタード液に24時間漬け込み、オーブンでしっとり焼き上げています。

今回のコラボ商品では、丸八製茶場の献上加賀棒茶と、深炒り焙煎のBOTTO!(ボット)という2種類のお茶を使用。異なるお茶の香りと味わいを楽しめる、なんとも贅沢なフレンチトーストです。

②ヤマト醤油チョコサンド(ヤマト醤油味噌)

“醤油の種類の多様性、食べ方に合わせた醤油のペアリング”をテーマに制作された「ヤマト醤油チョコサンド」。ヴィエノワ生地のパンにひほし醤油で作った醤油ジャムを塗り、炙ってから醤油チョコムースをサンドするといった、様々な醤油の使い方の可能性を感じさせてくれる逸品となっています。

(左:若井さん 右:ヤマト醤油味噌 山本 耕平さん)

ただの醤油パンじゃない。醤油は料理の裏方的存在である。あくまで引き立て役の存在としてパンを作ってほしい、というヤマト醤油味噌の想いをパン制作に込めました。

醤油のしょっぱさとチョコレートの甘さが絶妙にマッチした醤油チョコレート。醤油の豊かな風味も楽しめますよ。

③塩糀リエットサンド(髙木糀商店)

塩糀によってお肉が一層美味しくなることに感動した若井さん(坂の上ベーカリー)は、糀の魅力と新たな可能性に惹かれ、今回「髙木糀商店」に共同開発の話をお願いしたそう。

「塩糀リエットサンド」は、糀から起こした米麹発酵種、乾燥糀からとった糀出汁、肉の味を引き出す塩糀、味をまとめる糀ドレッシングと、4種類の使い方で糀のパワーが込められています。

(髙木糀商店 髙木 真利子さん)

最近では糀ブームもあり若い人も食生活の中に糀を取り入れることが多くなりました。これまで以上に、糀の可能性を広げていけたら…と、「髙木糀商店」代表の髙木 真利子さんは話してくれました。

④古代米のカンパーニュ(skuro)

skuroの完全無農薬、有機肥料のみで育てられた黒米のすべてを味わえるよう、果皮まで余すところなく使用した「古代米カンパーニュ」。原材料の約4割が米で作られているカンパーニュは、米の香りやプチプチとした食感を残しつつ、味噌や醤油などの和素材との相性も抜群の米粉パンです。

“日々食べ続けられるもの”というコンセプトを大切に、味付けを控えめにして毎日の食卓で食べたくなるパンに仕上げたそう。家族や仲間と切り分けて食べられるよう、大きなサイズのパンに。このサイズ感でパンを作るのは坂の上ベーカリーとしても初めての挑戦とのこと。

今回、「skuro」代表の塚本 美樹さんは残念ながらご不在でしたが、”米農業は生活に根ざし、なくてはならないもの”というテーマを、カンパーニュからひしひしと感じました。

⑤たろうのあんぱん(茶菓工房たろう)

昔ながらの和菓子を新感覚なスタイルで作り上げている「茶菓工房たろう」とのコラボ商品「たろうのあんぱん」は、たろうの可愛らしいフォルムを再現し、和菓子職人が炊いたあんこもそのまま使用しています。

通常あんぱんには使用しない、和菓子職人のあんこをそのままパンに使わせてほしい!そう頼み込んだのが、かれこれ「坂の上ベーカリー」がオープンする前だとか。それから「たろうのあんぱん」は、坂の上ベーカリー人気商品として多くのファンに愛されています。

(左:若井さん 右:茶菓工房たろう 村上 太希さん)

「茶菓工房たろう」の村上 太希さんは、新しい和菓子の文化を創っていってくれるのではないか、という期待を今回のコラボに込めていると話してくれました。

⑥きよしの柚子ぱん(きよし農園)

若井さんが「きよし農園」の金沢ゆずを知ったのが、フレンチのお店で修行中だった若かりし頃。なぜこんなに美味しいのか、その魅力を探る中で、「きよし農園」が取り組んでいる6次産業にも興味を持ち、金沢ゆずの美味しさをパンを通じて伝える挑戦を始めました。

柚子のカスタードクリームに柚子ビスケット、濃厚な柚子クリーム、同じ素材の柚子ピールと、3種類の異なる食感のパーツから成る「きよしの柚子ぱん」。子どもからお年寄りまで楽しめるよう、香りや食感、フォルムにも工夫をしています。

(左:若井さん 右:きよし農園 多田 礼奈さん)

普段の生活の中で馴染みの少ない柚子ですが、柚子ピールやフリーズドライ製品など、色々なジャンルで活用できるよう、金沢ゆずの魅力を広く発信していきたい。「きよし農園」代表の多田 礼奈さんは目を輝かせて話してくれました。

(ちゃっかり2ショット↑笑)

まとめ

今回は、坂の上ベーカリーと石川県の企業6社がコラボした新商品「旅ぱん便セット」のご紹介をしました。どのパンにも、それぞれ企業の大切にしていることがしっかり汲み取られており、ただのコラボで終わるのではなく、食材一つ一つの新たな可能性に繋がる挑戦だと感じました。なかなか旅行に行けない状況ですが、日常がちょっと豊かになりますように…そんな温かい願いも、きっとパンの美味しさを通して感じてもらえると思います。オンラインでも簡単に購入できるので、ぜひ「旅ぱん便セット」で石川県の食文化を堪能してみてはいかが?